熊野本宮大社創建2050年で特別参拝 地元宿泊の団体に

 和歌山県田辺市の世界遺産・熊野本宮大社が今年「御創建二千五十年」を迎えた。現在、記念事業として特別参拝が行われている。

 特別参拝は、鈴門の内側(瑞垣内)で4―6月、9―12月の期間に行われる。

 熊野本宮温泉郷に1泊以上する団体ツアーが対象。事前に企画書を提出し、熊野本宮大社と熊野本宮観光協会が日程などの調整を行い、催行を決定する。

 団体の最低人数は10人。所要時間は20人で約15分。初穂料は20人まで一律1万円(21人以降1人500円追加)。

 また、熊野本宮大社では御創建二千五十年を記念して県指定重要文化の「熊野本宮八葉曼荼羅」「神額」「熊野本宮大社社蔵能面」、国指定重要文化財「鉄湯釜」などの特別拝観も実施している。期間は12月31日まで。

 熊野本宮観光協会では「ぜひ熊野本宮温泉郷の宿泊施設にお泊まりいただき、貴重な特別参拝と特別拝観を体験していただきたい」と話している。


情報提供:トラベルニュース社