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JATA、3月から「旅行サービス手配業」研修、5都市で7回

  • 2018年2月18日

 観光庁は2月15日付で日本旅行業協会(JATA)を新設された「旅行サービス手配業務取扱管理者」の研修機関として登録し、これに伴いJATAは公式サイトで「平成29・30年度 第1回 旅行サービス手配業務取扱管理者研修」の参加者の募集を開始した。1月4日に施行された改正旅行業法では、旅行サービス手配業(いわゆるランドオペレーター)としての業務をおこなうためには、営業所ごとに旅行業務取扱管理者または旅行サービス手配業務取扱管理者を選任し、各都道府県に登録することが義務付けられている。

 JATAの研修は3月下旬から5月上旬にかけて、東京と大阪で各2回、札幌と福岡と那覇で各1回を予定。日程はいずれも2日間で、1名あたりの受講料は税込2万8000円とする。願書は書留でのみ受け付け、締切日は3月5日または19日、4月16日のいずれかで会場により異なる。

 研修では旅行業務に関する法令、旅行業約款に関する知識、旅行サービス手配業務に必要な知識などを学ぶ。全日程に出席し、修了テストで一定以上の成績を修めた参加者は「旅行サービス手配業務取扱管理者」の資格を取得することができる。研修の結果および修了証書は、4月25日頃から順次発送する。

 なお、観光庁によれば2月16日午後の時点では「JATAのほかに2、3機関が研修機関登録に手を挙げている」状況。本誌の取材に応えた日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)は、未申請ながらも登録を希望する考えを明らかにした。このほど旅行サービス手配業者の「協力会員」としての受け入れを開始した全国旅行業協会(ANTA)は「その程度の需要が見込めるかわからないので、2018年度は様子を見たい」と登録を見送る方針を説明した。旅程管理研修については、JATAやANTAに加えて旅行会社や教育機関など約40社が登録している。

▽JATA、「平成29・30年度 第1回 旅行サービス手配業務取扱管理者研修」の開催地と日程
(開催地/期日/会場/定員)
札幌/4月12日・13日/北海道建設会館/66人
東京A/3月22日・23日/TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原/190人
東京B/4月23日・24日/TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原/190人
大阪A/4月11日・12日/天満研修センター/84人
大阪B/5月10日・11日/天満研修センター/84人
福岡/4月18日・19日/天神クリスタルビル/72人
那覇/5月7日・8日/沖縄県教職員共催会館「八汐荘」/130人