1月の宿泊業倒産は1件増の6件、負債総額は22億円

  • 2018年2月11日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、今年1月の宿泊業の倒産件数は前年比1件増の6件となり、4ヶ月ぶりに前年を上回った。負債総額は51.2%減の22億2300万円で2ヶ月ぶりに減少。なお、昨年1月にはMCH(旧社名:盛岡シティホテル)と関連会社のHRM(旧社名:ホテルロイヤル盛岡)が、負債総額約31億8600万円で倒産している。

 負債額別では、5億円以上10億円未満の会社が2件、1億円以上5億円未満が3件、5000万円以上1億円未満が1件。6件のうち4件は長野県の会社で、残りの1件は東京都、1件は三重県の会社だった。倒産の原因別では「既往のシワ寄せ(赤字累積)」が3件で最も多く、以下は「販売不振」が2件、「放漫経営による事業上の失敗」が1件と続いた。

 なお、1月の旅行業の倒産件数は1件増の2件で、負債総額は前年比75.0%増の5500万円だった。詳細は別途記載(下記関連記事)。