週間ランキング、1位はデルタ運休、「スマート空港」が2位に

  • 2018年2月9日(金)
DL機

[総評] 今週の1位は当然、デルタ航空(DL)によるサイパン線とパラオ線の運休です。先週もユナイテッド航空(UA)による仙台線の運休が1位となっており、しかもたまたま当欄でDLの太平洋戦略について触れていたところで、悪い冗談といいたくなるというか、驚きという言葉では表現しきれない複雑な感情です。

 まず思うのは、昨年10月にお届けしたUAによる新千歳線運休を含むグアムへの大幅な座席減もそれなりにセンセーショナルで多く読んでいただいたのですが、すでに今回のDLの方がアクセス数が高くなっている点についてです。やはりオンラインのデスティネーションがオフラインに変わるというインパクトの大きさでしょうか。

 この点だけでも考えることがいくらでもありますが、次に思うのはマリアナ政府観光局(MVA)ほか関係各所についてです。日本事務所の委託先が変わって、リブランドに精力的に取り組まれていた矢先のこの事態に、MVA側がどれだけ悔しい思いをされているかと考えてしまいます。

 別のデスティネーションのプロモーションを担当されている方がかつて話されていた言葉で非常に印象的なものがあり、それは「このままだと○○が世界地図から消えてしまう」という内容だったのですが、今回の関係者の皆様はきっとそれに近いお気持ちでしょう。

 そうした中でもMVAはすでに前を向いており、そのうち来るはずだった波が早く来た、との認識のもと、長く蜜月の続いたDLへの配慮から解き放たれて、LCCを含めて幅広い路線誘致に尽力する方針を示されています。考えてみれば近距離リゾートデスティネーションとLCCの親和性は極めて高いわけで、DLが高い運賃でも100%近い利用率を保っていたことを思えば、予想よりも早く動きが出てくる可能性もあるのではないでしょうか。

 また、気になることといえばDLの本意もはかりかねます。好調な国内線に機材をまわすという話ですが、そこでもLCCや他社との競合はあるわけで、素直に「それなら仕方がない」とは思いにくいものがあります。先週も書いた通りDLは大韓航空(KE)とのジョイントベンチャーも控えており、果たしてそれは無関係なのかとも勘ぐってしまいます。(もちろん、DL日本支社の皆様は本社の判断とはまったく異なるお気持ちであるはずで、むしろ心情を察するにあまりある印象ですが。)

 そして最も気になるのは、読者の皆様も同じではないかと思いますけれども、今後ミクロネシアはどうなっていくのか、という点です。MVAは「3連休はマリアナへ行こう」と語りかけていたわけですが、こうなると3連休で行けそうな競合デスティネーションは同情しつつも需要をいかに奪うか、虎視眈々とねらい始めているはずです。

 旅行会社としては、売れる場所を売っていくのも一つの手であり非難されるいわれはないものの、一般論としては苦しい時に離れていった人間がほとぼりが冷めた後に以前と同じ待遇を受けることはないでしょう。

 さて、このほか2位は私が書いたもので、「未来の空港がどうなっていくのか」というテーマについてあるイベントの内容をまとめました。確実に皆様も面白いと思われるだろうと信じてお届けしましたので、予想通りの反響をいただき感謝しております。

 出入国の自動化ゲートが導入された際には、生体認証的な情報を国家に管理されることに多少の嫌悪感を抱いたものの、いざ登録してみれば利便性には到底抗いようがありません(最近は日本人向けのレーンが混んでいないため自動化のメリットが感じにくくなっているようにも思いますが)。

 まだ実感されてない方も、読んでいただければおそらく「それはそっちの方が便利に決まってる」と思っていただけるのではないかと思います。未来のことは分かりませんが、例えば米国のESTA申請を代行することで収益が生まれたりしているように、こうしたトレンドを把握することが新しいビジネスに繋がる可能性はきっとあるでしょう。(松本)


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