楽天トラベル、サイトリニューアルの全容を大解剖[PR]

次世代プラットフォームで飛躍的な進化をめざす

 本誌1月17日付ニュースで既報(楽天トラベル、サイトリニューアルで次世代OTAへ)の通り、楽天トラベルは今年5月を目途に海外宿泊と海外航空券、9月を目途に国内宿泊を含むその他の予約サービスのサイトリニューアルを実施する。これにより次世代プラットフォームへの進化を実現し、宿泊施設をはじめとするサプライヤー、ユーザーである国内外の旅行者にとってより使いやすく、より利用するメリットが大きいサイトへ向けて新たな一歩を踏み出す。

 楽天トラベルがめざすのは、楽天グループとして持つビッグデータをこれまで以上に活用でき、モバイル端末の浸透といったインターネット環境の変化にも対応できる次世代プラットフォームを構築することだ。リーディングOTAとしての基盤を強化し、宿泊施設と旅行者のさらなるベストマッチングをめざす。

 楽天トラベルは2001年のサービス開始以降、これまで順調に業績を伸ばし、現在では直近1年間の旅行取扱額で、日本の旅行会社の中で2位となった。日本発のOTAとして最大級で、この分野におけるパイオニアでもある。楽天トラベルはリーディングOTAとしてのアドバンテージをサプライヤーと共にさらに発展させ、相互の利益を拡大しつつ、ユーザーにとってもより良いサービスを提供していくため、次世代プラットフォームへの進化をめざす考えだ。

 サイトリニューアルではまず、楽天会員の基盤を利用したビッグデータを活用し、旅行者と宿泊施設のベストマッチングをめざす。楽天グループとして約9340万人の会員を持ち、グループで70以上のサービスを提供し日々データを蓄積している強みを生かし、高度なリコメンド、効果的なプロモーションにつなげていく。そのためにAIなど最先端技術も積極的に取り入れていく。

リニューアルサイトでは旅行者が好む、シンプルで統一性のあるUIに進化する

 旅行者と宿泊施設のマッチングの精度をより高めるため、キーワードとなるのが「パーソナライズ」だ。購買履歴、閲覧履歴など蓄積した会員データからユーザーの趣味嗜好を分析し、活用する。例えばペットを飼っていると判断したユーザーには、自動的にペットフレンドリーな宿泊施設を優先的に紹介する。こうしてユーザー個人に合わせて、そのユーザーが好みそうな宿泊施設をレコメンドすることで、ユーザーは泊まりたい宿泊施設を見つけるまでの検索負荷が軽減し、宿泊施設はファンになる可能性の高いユーザーが宿泊しやすくなるので、顧客満足度も高まる。

 このほかサイトリニューアルではスマートフォンをはじめとするモバイル・デバイスの利用が増え続けていることに対応する「モバイルファースト」、増加する訪日外国人客を含めた世界の旅行者にとって使いやすいサイトをめざす「グローバル」、ユーザーの使用感を向上させる「シンプル」なサイトデザインなどをコンセプトとして掲げている。次ページ以降、具体的なサイトリニューアルの内容を項目別に詳しく見てみる。

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