楽天トラベル、サイトリニューアルで次世代OTAへ[PR]

2018年のキーワードは「進化」
次世代をリードするプラットフォームへ

カンファレンスには多くの宿泊施設関係者が参加した

 楽天は1月17日、全国に先駆け札幌で「楽天トラベル新春カンファレンス2018」を開催し、楽天トラベルの創業以来という大規模なシステムリニューアルを発表した。日本のOTA市場を切り拓いてきたパイオニアとして、次世代をリードする旅行予約プラットフォームへと進化し、宿泊施設をはじめとするパートナーと共に新たな成長を遂げるためのリニューアルだ。


楽天トラベル事業長の高野氏

 楽天トラベルが18年のキーワードとして掲げたのが「進化」だ。同社は現在の状況を、AI(人工知能)、ビッグデータ活用、モバイル・デバイスの普及などテクノロジーの急速な発達と、訪日市場の急拡大や海外OTAの攻勢など旅行市場を取り巻く環境の激変が重なる大きな節目の時期であると認識。こうした環境変化の先手を打ち「総力を挙げて次の世の中に本当にフィットする旅行予約プラットフォームへの進化をめざす」(高野芳行楽天トラベル事業長 ※高ははしごだか)としている。そのために楽天トラベルのシステムを全面的に刷新し、9月を目途にサイトをリニューアルする。


 楽天トラベルは事業開始時に設計したシステムをベースに機能強化や改修を重ねて継続使用してきた。しかし今回のリニューアルについて同社は「丸ごと新しいOTAを作り上げる意気込みで、根本からシステムを進化させる。その意味では創業以来の大規模なシステムリニューアルになる」(星野俊介ライフ&レジャーカンパニーCTO)と説明する。


ライフ&レジャーカンパニーCTOの星野氏

 新しいシステムでは、楽天グループが保有するビッグデータや最先端のAI技術を駆使して、よりパーソナライズした検索結果表示やリコメンドが可能になり、旅行者と宿泊施設のマッチングの精度がが大幅に向上する。たとえばリコメンドについては、単に閲覧履歴に応じてお勧め施設が表示される、といったレベルを超え、楽天市場でペット用品を購入した人が楽天トラベルで宿泊施設を検索すると、ペットフレンドリーな宿泊施設が優先的に表示されるといった、「ユーザーの趣味嗜好を深く理解したリコメンドも可能になる」(高野事業長)という。

またシンプル&スマートをコンセプトに、使いやすさを追求し、ユーザーインターフェイスを改善。よりシンプルで見やすく、目的の宿泊施設にたどり着きやすいインターフェイスをめざす。

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