中部9県で「女子旅再発見」 大阪でフォーラム、統一テーマで広域売り出す

  • 2017年12月7日(木)

 中部9県の観光地づくりを推進する広域DMOの一般社団法人中央日本総合開発機構(豊田鐵郎会長)と日本観光振興協会中部支部(藤井秀則支部長)はこのほど、大阪市淀川区のホテルメルパルク大阪で中部広域観光フォーラムを開き、150人が出席した。

 フォーラムは今年が22回目で、これまで9県がそれぞれ観光情報を提供していたが、今回から統一したテーマに基づいて9県の魅力を紹介。初回は「新しい観光の魅力―中部の女子旅再発見」とした。

 富山県は「大岩山日石寺で森林セラピー」や「高岡古城公園開運散歩」「ヒスイ海岸で探す、自分だけの宝物」など、癒しやパワースポットなど女性好みの素材をツアーに仕立てて紹介した。石川県は、金沢や加賀温泉などの観光温泉地で楽しめる着物や浴衣のまち歩き体験、金沢―能登間の観光列車「花嫁のれん」「のと里山里海号」の美食とスイーツなどを「石川県でないとできない上質な女子旅」とアピール。福井県は六呂師高原の星空や三国海岸の夕陽などの自然、白山平泉寺や春日神社で良縁を願う寺社めぐりのほか、地元の人の温かさに触れる「大人の女子旅」の魅力を伝えた。

 長野県は、北国街道の自転車の旅として東信エリアや安曇野のサイクリングスポットをPR。岐阜県は、下呂温泉の美肌効果と花火ミュージカル、日本大正村やモザイクタイルミュージアムでのフォトジェニック、新穂高ロープウェイを使ったトレッキングの楽しみ方を提案した。

 静岡県は、景色や食、体験などを通して富士山を満喫する女子旅、浜松市は食育や職育の素材としての菓子づくり体験と干潮時に湖の真ん中に立てる浜名湖の魅力を訴えた。愛知県は、武将のふるさとしてゆかりの地めぐりなど“歴女”好みの素材を紹介したほか、ファンデーションの原料であるセリサイト(絹雲母)が県内で採掘できることから「ビューティーツーリズム」と名付けた取り組みを紹介。

 三重県は女性の願い事を1つは叶えてくれる石神さんや現役の海女さんと話をしながら地元産の魚介類を味わう女子旅、滋賀県は琵琶湖のひな人形めぐりや灯り絵巻などで女子旅誘致を図っていることをプレゼンした。

 なお、フォーラムでは、日本観光振興協会理事の須田寛さんが「観光列車の今昔」をテーマに講演した。

 観光列車が明治30年ごろに観桜列車や観楓列車として始まり、その後に旅客車や食堂車が連結され欧米に発注し導入した優等車両が豪華観光列車の先駆けになったと紹介。戦後のお座敷客車、高度成長期の欧風列車から、現在の豪華クルーズ列車へと続く系譜を話した。今後、各地で運行が相次ぐ観光列車をまちづくりや観光地とどう連携させ、活かしていくかがポイントだと強調した。


情報提供:トラベルニュース社

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