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全日空、米国空港の保安検査場で専用レーン利用可能に

  • 2017年10月26日

「TSA Precheck」のロゴ  全日空(NH)は10月25日から、米国運輸保安局(TSA)が運営する「TSA Precheck(TSA事前審査プログラム)」に参加する。これにより、NH便で米国を出発する乗客のうち同プログラムの利用資格がある人は、保安検査の際に専用レーンを利用できるほか、靴やベルトなどの着脱、機内持込手荷物に収納したノートパソコンや液体物などの取り出しが不要となる。NHによれば、同プログラムには現在37社が参加しているが、日系航空会社の参加は初めて。

 同プログラムの対象者は、米国市民または米国永住権(グリーンカード)の保持者などで、多くの日本人は対象外となるが、NHは同プログラムへの参加が、訪日客へのサービスの向上などに資するとしている。利用資格を希望する人は事前にTSAに申請し、85米ドルを支払う必要がある。資格の有効期限は5年間。