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野村不動産、ホテルブランド名は「ノーガ」に、来秋に上野で開業

  • 2017年10月25日

「ノーガホテル」のブランドロゴ  野村不動産と100%子会社の野村不動産ホテルズは10月24日、ホテル事業参入に向け、初のホテルブランド「NOHGA HOTEL(ノーガホテル)」を立ち上げたことを発表した。ブランド名は野村(NOMURA)と幸運を意味する「冥加(MYOHGA)」を合わせたもの。17日に発表済みの、来年秋に上野で開業するホテルについては「NOHGA HOTEL 上野(UENO)」と命名する。

 ブランドのコンセプトは「地域との深いつながりから生まれる素敵な経験」とし、地域の職人やデザイナーと協力してオリジナルの家具や備品、アートなどを配置。地域の文化を感じられるようにする。ノーガホテル上野では、江戸切子製造の木本硝子、家紋デザインの京源、インテリア雑貨店経営のSyuRoなどと協力する。

「ノーガホテル上野」の完成予想図  同ホテルはJR上野駅の広小路口から徒歩5分。10階建て・130室で、レストラン、フィットネスルーム、ライブラリー、ギャラリー、駐車場などを設けるが、宿泊に特化した「ライフスタイルホテル」として宴会場は設けない方針。利用者の割合は日本人5割、訪日外国人旅行者5割をめざす。価格帯は1室あたり平均2万円から3万円程度となる見込み。

 野村不動産は今月17日に、野村不動産ホテルズの設立とホテル事業への参入を発表したところ。今後の訪日外国人旅行者の増加を見込んだもので、上野の後は大阪や名古屋などでの開業を視野に入れる。運営のノウハウ獲得に向けては外部企業との連携を強化し、今後は外資系ホテル運営会社との提携などについても検討するという。