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星野リゾート、「若者旅プロジェクト」でクラツーと協力

  • 2017年10月10日

 星野リゾートは、12月1日から2018年3月31日まで「若者旅プロジェクト」の第8弾を実施する。同プロジェクトは若者の旅行の促進がねらいで、13年6月に開始。これまでに延べ1万人以上が参加しており、今回はクラブツーリズムなどの協力のもと、国内外の学生が温泉旅館に滞在し、地域の魅力に触れるツアー「RYOKAN CAMP 2018」を企画した。これまでに星野リゾートとクラブツーリズムは、シニアなどの1人旅商品などで協力してきたが、若者向け商品での協業は初めて。クラツーは日本人と外国人の混乗バスツアーを実施してきた経験などを活かして、新たな客層の取り込みをめざす。目標として宿泊者4000人を掲げる。

 「RYOKAN CAMP」は第7弾で開始した学生向けのイベントで、合宿形式でテーマごとに「界」での宿泊を楽しんでもらうもの。今年は「初めての旅館体験」をテーマに、クラブツーリズムがツアーを造成し、20歳から25歳までの国内外の学生を募集する。加えて、外国人の参加を促すため、訪日外国人旅行者向けウェブマガジンの「MATCHA」と協力し、日本在住の学生を中心に外国人の集客に取り組む。なお、星野リゾートとMATCHAは今年7月に資本業務提携契約を締結している。

 「星野リゾート 界 熱海」に宿泊するツアーでは、旅館に滞在する際のマナーや、会席料理の食べ方などを学ぶほか、芸妓遊び体験などを実施。伊豆山神社の参拝もおこなう。旅行代金は1名あたり2万3900円で、日程は2月27日または3月15日出発の1泊2日。定員は35名で、11月1日から星野リゾートの公式サイトで予約受付を開始する。

 このほか、20代の若者を対象に、全国14ヶ所の「星野リゾート界」で1泊2食付きの特別宿泊プランを用意。通常の宿泊料金から最大で46%を割り引き、2名1室で1名1万7000円からとした。3名または4名で1室を利用する場合は、さらに1000円を割り引く。予約は11月20日から受け付ける。