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KNT-CT、17年1Qは増収増益、営利・純利がプラス転換

  • 2017年8月8日

 KNT-CTホールディングス(KNT-CT)の2018年3月期第1四半期(17年4月1日~6月30日)の連結業績で、売上高は前年比5.5%増の1018億1100万円、営業利益は1300万円の損失からプラス転換し8億6800万円、経常利益は17.7倍増の9億2200万円、当期純利益も2億7500万円の損失からプラスに転換して3億6500万円となった。個人旅行事業は欧州など海外旅行全般、団体旅行事業は修学旅行など学生団体が好調で、全体を牽引。売上原価は5.9%増の838億2900万円で、売上総利益は3.8%増の179億8200万円だった。

 事業分野別では、近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT個人)とクラブツーリズムが分類される「個人旅行事業」の売上高は8.9%増の552億700万円。営業利益は9億700万円の損失からプラスに転じ、2億7100万円となった。

 近畿日本ツーリストによる「団体旅行事業」の売上高は2.8%減の280億3900万円で、営業利益は22.8%減の6億6100万円。学生団体が好調だったものの、前年同期の伊勢志摩サミットに関わる大口受注の反動でともに減少した。地域旅行会社による商品販売などを含む「その他」の売上高は9.6%増の185億1000万円で、営業利益は1億7000万円の損失から1億3100万円のプラスとなった。

 なお、18年3月期の第2四半期と通期の連結業績予想については予想値を据え置いた。第2四半期の売上高は2.8%増の2092億円、営業利益は9.8%増の24億円、経常利益は10.7%増の24億5000万円、当期純利益は26.7%増の15億円。通期は4.3%増の4130億円、営業利益は14.5%増の34億円、経常利益は18.2%増の36億円で、当期純利益は13億2900万円の損失からプラス転換して17億円を予想する。