タイムデザイン、宿泊施設に訪日DPシステム、まずは星野

  • 2017年7月25日

 カカクコムの子会社で第1種旅行業のタイムデザインはこのほど、星野リゾートの「星のや東京」と「星野リゾートトマム」の公式サイト内で、訪日外国人旅行者向けのダイナミックパッケージ(DP)予約システムの提供を開始した。タイムデザインはこれまで、国内の宿泊施設などに国内航空券と宿泊を組み合わせるDP予約システムを提供してきたが、海外航空券と組み合わせる訪日客向けのDP予約システムの提供は初めて。

 「星のや東京」と「星野リゾートトマム」の公式サイトでは現在、英語ページと日本語ページに予約のためのリンクを設けているが、今後は中国語や韓国語などにも対応する予定。また、星野リゾートが運営するその他の施設や、日本各地の宿泊施設にも提供を拡大する。

 宿泊施設は、タイムデザインが提携するサイトコントローラーや、同社が提供する管理画面を通じて、料金や空室情報などを登録。初期費用や月額の固定費用などはなく、タイムデザインには成果に応じて使用料を支払う。航空券についてはGDSを介して、LCCを含む世界中の航空会社との組み合わせが可能という。