ムスリムインバウンドEXPO、7月12-13日堺市で開催

 世界で16億人以上とも言われるムスリム市場に特化した「ムスリムインバウンドEXPO in 大阪2017」が7月12-13日、堺市北区の堺市産業振興センターで開催される。西日本では初の開催で、ムスリム対応を行っている事業者やインバウンド関係者が出展。ムスリム市場に関心を持つ旅行会社や観光関係者に来場を呼びかけている。

 世界三大宗教のイスラム教は16億人以上が信仰し、その半数はASEAN地域などアジアにいるとされる。ビザの緩和やLCCの路線拡充により、関西国際空港を抱える大阪では今後ますますムスリムの旅行者が増加すると見込まれている。

 反面、宗教的な壁や情報が錯綜しムスリムの受入対応に二の足を踏む事業者が少なくない。そこで、同EXPO実行委員会では、実際にムスリムを受入れている飲食店やサービス業、観光施設などが出展し、現場最前線の情報を実際の商品の販売などを通じてPRするほか情報交換やマッチングの場とすることを目的に、関西国際空港からもっとも近い政令指定都市である堺市で展示商談会を開催することにした。

 会場では、イスラムの基礎知識やビジネスチャンスにつながるためのセミナーや、開店1年で1万人以上のムスリムを受け入れている日本食レストランのオーナー自らがノウハウを伝える講演なども予定されている。また、大学生がムスリムと一緒に作成した観光コースを発表するムスリムフェスティバルブースの設置や、ムスリムスタイリングファッションショー、ハラール巻寿司づくりなどのイベントも行う。

 入場は無料。12日は10-20時、13日は10-18時。実行委員会では「大阪および西日本で開催される初めての大規模イベントになります。ぜひご来場ください」と呼びかけている。

 詳細、申し込みはhttp://japantravelexpoformuslims.com
(17/06/30)


情報提供:トラベルニュース社