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JTB、提携施設のアリペイ導入を推進、訪日客の消費を喚起

  • 2017年6月21日

 ジェイティービー(JTB)は提携する全国の観光施設について、決済サービス「アリペイ」の導入を推進する。中国のモバイル決済市場で最大規模のシェアを誇るサービスを導入することで、訪日外国人旅行者の受入環境整備や消費増をめざす。JTB広報室によれば、今年度を含めて3年以内に約2000軒の観光施設に導入したい考えで、まずは宿泊施設や土産物店から開始し、その後はレンタカーや観光施設などにも展開。全国各地の地域への浸透をめざす。

 同サービスは2004年に中国のアリババグループが提供を開始したもので、利用者は買い物の際にはスマートフォンなどに表示されたQRコードを提示。店舗側は専用端末やアプリをインストールしたスマートフォンで読み取るだけで決済が完了する。中国国内の800万店、国外の12万店が加盟しており、中国国内のユーザー数は2015年度の時点で4億5000万人を超えるという。