JTB首都圏、初の自社バスを披露、富裕層向け・11席限定

  • 2017年3月30日(木)

「ROYAL ROAD PREMIUM」の外観 井上氏
  JTB首都圏は4月1日からJTBロイヤルロード銀座で、自社のラグジュアリーバス「ROYAL ROAD PREMIUM」を使用する富裕層向けのパッケージツアーを催行する。通常は45席の大型バスの車両に全席窓側の11席を配したもので、JTB首都圏がバスを自社保有するのはこれが初めて。主なターゲットは首都圏の富裕層で、訪日外国人旅行者の取り込みもはかる。3月29日には都内で、バスのお披露目のための記者会見を実施した。

座席は本皮張りでシート幅は51センチ。シートピッチは一般的な観光バスは約88センチのところを、約135センチに拡大した。リクライニングは140度 記者会見で、JTBロイヤルロード銀座夢の休日デスク総支配人の井上完之氏は、訪日外国人旅行者の急増やバスに関する制度変更などで、座席の仕入れが困難になっている現状を説明。その上で「富裕層のニーズが高まりつつあるにもかかわらず、市場ではハード面が不足しがち。リスクはあるがニーズに応えたかった」と自社保有に至った理由を説明した。

各席にはモニターを設け、テレビやDVDなどを見られるようにした   ロイヤルロード銀座では昨年4月から、群馬バスが保有する12人乗りの「スターペガサス」などを使用した富裕層向けの国内バスツアーを販売。同社のパッケージツアー全体の催行率は平均で3割から4割程度にとどまるが、これらの豪華バスを使用するツアーの催行率は7割に上っており、新たなバスについても一定の需要が見込めるという。

車内の様子。車内の後部には洗面台付きのトイレも設けた  年間の目標稼働日数は330日で、そのうち8割はロイヤルロード銀座のパッケージツアー「ラグジュアリーバスで巡る夢の休日」で使用する。残りの2割はVIPの送迎、インセンティブなどでの利用を見込んでおり、企業にアプローチしているところ。年間の乗客数は合計で1200人をめざす。

 ツアーは年間130本を予定し、パンフレットは2ヶ月ごとに新たなものを制作する。1月には同車を使用する4月と5月のツアーを15種類ほど発売しており、JTB首都圏によれば発売後30分で完売したツアーもあったという。なお、ツアーではガイド用の席を除く10席を提供する。

 4月10日には「ラグジュアリーバスで巡る夢の休日 日本一周の旅(東日本編)」を発売する予定。9月11日出発の11泊12日のツアーで、鬼怒川や仙台、大間、苫小牧、登別、函館、白神山地、黒部ダムなどを巡る。移動はバスに加えて、フェリーや観光列車なども利用する。旅行代金は1人あたり150万円を予定し、11月には西日本編も発売するという。

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