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旧鉄道客車リノベへクラウドファンディング 鷲羽山下電ホテル/岡山

  • 2017年3月1日

 岡山県倉敷市の鷲羽山下電ホテル(永山久徳代表)は、かつて地元を走っていた下津井電鉄客車を同館敷地内に移設する費用の一部をクラウドファンディングで公募している。地域の記憶をつないでいくプロジェクトに対して広く賛同を呼び掛けている。

 客車移設プロジェクトは、2020年に同館創業60周年を控え、営業を終了して26年が経った同電鉄鉄道路線という地元の遺産を未来へつなぐ思いからスタート。客車は現在旧下津井駅に保存されており、線路軌間の狭い「ナローゲージ」車両。これを移設、リノベーションしてカフェやイベントスペースとして活用することで一般客に親しんでもらおうという考えだ。

 出資者には返礼品を用意。オリジナルの下津井電鉄車両模型や往時を再現したジオラマセット、下津井電鉄関連の復刻グッズ、同館の宿泊利用券などを用意している。

 目標金額は約440万円で、3月1日現在で174万円の支援金が集まっている。3月29日まで募集を受け付けている。募集ページのURLはhttps://camp-fire.jp/projects/view/12821。

 (17/03/01)


情報提供:トラベルニュース社