Airbnb、既存宿泊施設と初の提携、箱根「俵石閣」など

  • 2017年2月23日

 Airbnbは2月23日、既存の国内宿泊施設2軒およびNPO法人1団体との提携を発表した。これまでにも既存の宿泊施設がAirbnbのウェブサイトに登録する形で客室を提供する例はあったが、Airbnbと提携したケースは、国内では今回が初めて。

 宿泊施設は箱根の老舗旅館「俵石閣」を昨夏にリノベーションした「NEST INN HAKONE 俵石閣」と、遊休施設だった旧葛飾区職員寮を宿泊施設に転用した「柴又FU-TEN Bed & Local」。このうち「NEST INN HAKONE 俵石閣」については客室に加えてレストラン、温泉施設、リクリエーション施設などを利用できる宿泊プランや、パン作り体験などを含むプランを提供する。

 3月18日にオープンする予定の「柴又FU-TEN Bed & Local」については、当初は3室をAirbnbで提供。将来的にはアーティストとのコラボレーションによる14室を提供するという。また、イベントスペースも設け、地元の商店街との共同イベントも企画する予定。

 香川県高松市に拠点を置き「瀬戸内国際芸術祭」の支援活動などをおこなっているNPO法人アーキペラゴとは、瀬戸内海の有人島24島での宿泊提供を計画する。現時点では、同市に本社を置く瀬戸内ステイが簡易宿所として運営する「女木島ビーチアパート」を提供している。