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ANAセ、17年上期の国内商品を発売、早期取り込みを強化

  • 2017年1月5日

 ANAセールスは1月12日から、2017年度上期の国内旅行商品を順次発売する。「ANAスカイホリデー」の一部対象商品では、旅行を急遽取りやめる利用者のために16年度下期から開始した「お見舞金サービス」を継続。また、夏季の旅行については3月30日までの「早割W(ダブル)」を新設し、予約の早期取り込みを強化する。取扱人数は前年比8%増をめざす。

 「お見舞金サービス」は上限を10万円として、取消料の80%を支払うもの。従来から実施していた、復路航空便が悪天候などにより欠航になり予定日に帰着できなかった場合に、お見舞金として1万円を提供していたサービスも継続する。

 「早割60」は出発日の60日前までの申込みが対象。例えば沖縄への旅行では3000円から1万2000円を値引き、7月と8月についてはさらに5000円引きにするという。

 そのほか、ホテルのラインナップについては15年度に実施したアンケートで、5段階評価のうち「非常によい」「ややよい」の割合が85%以上の宿泊施設を、新たに「好評価」の施設として紹介。パンフレットにはエリアマップも掲載した。その他、シニア向けのオプショナルプランの拡充なども実施した。

 各商品については「ANAスカイホリデー東京ディズニーリゾートへの旅」では、「早割60」に加えて「早割45」を新設。同じホテルに2連泊以上した利用者には、新たにレストラン利用券や夜食バイキングなどの特典を用意する。また、新設した30日前までの申込限定の「出発日限定プラン」でも、園内などで使える1000円分のギフトカードや夜食バイキングを提供する。

 「ANAスカイホリデー北海道」では、204施設261タイプの客室を用意。1名500円のオプショナルプランとして「十勝熱気球体験フライト」などを用意し、65歳以上には「さっぽろ市内早回りバス」「花ガイドとめぐる利尻島」などを割引価格で提供する。

「ANAスカイホリデー九州」では、新たに大分県の温泉などで日帰り入浴が楽しめる「温泉クーポン」や、各県のグルメを楽しめるオプショナルプラン「厳選グルメ」を用意。観光列車や観光タクシーなどのプランも複数揃える。

 「ANAスカイホリデー沖縄」はユニバーサルツーリズム専門の相談デスクで相談を受け付けるほか、新たなサービスとして「福祉車両レンタル」や「自走式車いすレンタル」も開始。65歳以上には「竹富島・水牛車とサンゴ礁ツアー」などのオプショナルプランを割引価格で提供する。

 また、国内ダイナミックパッケージの「旅作」についても、早期予約者への特典を拡充する。