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高知県、OATA組合員対象に説明会を開催

 高知県観光コンベンション協会はこのほど、大阪府旅行業協会(OATA、徳原昌株理事長)の組合員を対象にした観光説明会を大阪市北区の大阪新阪急ホテルで開いた。OATA組合員約60人が出席した。

 高知県はこれまで、大手旅行会社を対象に観光説明会を実施してきたが、昨年初めてOATA組合員向けに開催したところ好評だったことから、今年も開催した。

 狩野和典専務理事は「NHK大河ドラマ『龍馬伝』が放送された2010年、当県では土佐・龍馬であい博を開催し、435万人にお越しいただき過去最高を記録した。その後も400万人台が続いている。観光は進化し、関心をもっていただかないと継続して来てもらえない。当県にとって関西はリピーター客が多く重要で、OATAの皆さまの力添えを賜りたい。率直なご意見をいただき、魅力ある高知県観光をつくっていきたい」と話した。

 高知県では18年の明治維新150年に向けて16年4月から歴史と食を前面に出した新たな「リョーマの休日」キャンペーンをスタートさせた。今年度は12月まで奥四万十地域の自然や文化を情報発信する奥四万十博も開催中だ。

 また17年4月から四国4県でJRデスティネーションキャンペーンが始まることから、全県挙げて「志国高知 幕末維新博」を開く。同年3月には現在建設中の県立高知城歴史博物館が一般公開され、翌18年には県立坂本龍馬記念館がリニューアルオープンする。

 大手旅行雑誌の過去10年の調査で6度も「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」と評価されていることから食の高知もアピールしていく。

 徳原理事長は席上「昨年に続いて今年もOATA単独の商品説明会を開いていただき感謝申しあげたい。今日は多くのことを学ばせていただいた。組合員一同、1人でも多くのお客様を送客したい」と話していた。

 (16/07/21)


情報提供:トラベルニュース社