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観光庁など3庁、初の「スポーツ文化ツーリズムアワード」開催

  • 2016年7月13日

 観光庁、文化庁、スポーツ庁の3庁は7月12日、訪日旅行や国内旅行の活性化に資する取り組みやイベントなどを表彰する「スポーツ文化ツーリズムアワード2016」の公募を開始した。3庁は今年3月に、各地域のスポーツイベントと文化財などを結びつけて観光資源を生み出し、観光の活性化をはかることを目的として包括的連携協定を締結。アワードは初めての具体的な取り組みとして実施する。公募期間は8月12日まで。

 応募できるのは原則として、地方公共団体、観光・経済・スポーツ・文化芸術に関する団体、旅行会社などで構成する実行委員会などの協議体とするが、団体などの単体での応募も受け付ける。取り組みやイベントの要件としては「スポーツと文化資源を組み合わせたもの」「国内外の観光客の増加や長期滞在を促す仕組み、地域経済への波及効果につながる工夫があるもの」「地域活力の着実な増加につながるもの」の3点を設けた。

 応募の際には専用のシートのほか、取り組みやイベントの内容などに関する資料をスポーツ庁参事官宛にメールで提出。公募期間の終了後、1次選定では、全国地方新聞社連合会と3庁が北海道・東北、関東、北陸信越、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄の8ブロックのなかから各1件以上・計10件ほどを選定し、9月に発表する。その後、2次選定において、3庁が選出した有識者と3庁の長官により、大賞や各長官賞などを選出。年内に発表と表彰をおこなう。

 あわせて、3庁はスポーツ・文化・観光の融合を表した「3庁連携シンボルマーク」の募集も開始する。同アワードに選定した取り組みの広報活動や、政府の広報活動などで使用するためのもので、多言語に対応するため文字を使用しないこと、単色での利用も配慮した配色にすることなどを条件とした。採用した作品は9月に3庁のウェブサイトで発表するほか、「ツーリズムEXPOジャパン2016」の会場でも紹介する。

 公募期間は8月12日まで。応募の際には作品とその説明文などを、スポーツ庁参事官宛にデータで提出する。