NAA、成田/関空線の着陸料を軽減、今年4月分から

  • 2016年6月13日

 成田国際空港(NAA)は6月10日、成田/関空線の着陸料を現行の3分の2に割り引く軽減措置を適用すると発表した。同路線の着陸料の軽減措置は今回が初めて。中国路線などが大幅に拡大している関空と首都圏との間で増大する移動需要を取り込むことがねらいで、着陸料の軽減を受けた各社の増便や新規開設により、同路線の拡充をめざす。

 軽減措置は今年4月1日の運航便から、全便を対象に無期限で適用。NAAによると、当初は4月1日から軽減措置をおこなう予定だったが、関係機関との調整などに時間を要したことなどから開始時期が遅れたという。着陸料は、例えばエアバスA320型機で、最大離陸重量が67トン、平均騒音値が91EPNデシベルの場合、現行の1回11万7700円から7万8466円に割り引く。消費税は別途徴収する。