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HIS、高知で地方創生を学ぶツアー、ツリーハウス設計も

  • 2015年7月21日

 エイチ・アイ・エス(HIS)エコ・スタディツアーデスクはこのほど、高知大学、NPO法人のこども大学と「HIS×高知大学×こども大学協働企画 日本最大の森で学ぶ!未来のニッポン夏休み こども大学 in 高知4日間」を発売した。ツアーは小学校3年生から6年生を対象にしたもの。地方創生など日本の将来につながる課題について小学生に取り組んでもらうことで、子供達の好奇心を刺激し主体性を引き出すとともに、将来の夢の選択肢を増やしてもらいたい考えだ。

 ツアーでは高知県の嶺北地域を訪問し、高知大学の教員や地域住民が教師役になり、地域の活性化に向けた取り組みを実施。同地は豊かな森林資源と里山の風景が残る地域だが、林業従事者の減少や山地の荒廃、少子化、過疎化が進む「限界集落発祥の地」。HIS、高知県、こども大学では地方創生につながる取り組みとして、間伐材を用いたツリーハウスを5年間かけてつくるプロジェクトを発足しており、今回のツアーもその一環だ。

 第1回目の今年は「間伐作業とツリーハウスのコンセプト」をテーマに、ツアー参加者とツリーハウス見学やデザイン案の考案、間伐や木の皮をむく作業体験を実施。取り組んだことを元に気付いたことや感想などの発表も実施する。

 さらに、参加者と地域とのつながりを築くことをめざし、民泊や地域住民、子供達との交流も実施。このほか、星空観察やピザ焼き体験、川遊び、野菜の収穫体験などの体験もツアーに組み込んだ。

 ツアーの出発日は8月21日で、添乗員が同行する。旅行代金は1名6万5000円。最少催行人員は10人とした。なお、無料の事前学習会を8月9日に、事後学習会を9月12日に実施する。