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ハワイ・ライフ&カルチャー:移動遊園地を楽しむ
[掲載日:2010/03/11]  
ハワイ・ライフ&カルチャー:子供も大人も楽しく遊べる移動遊園地
〜絶叫マシンから食べ歩きまで、ロコに混じって楽しもう!〜


 家族連れに人気の高いハワイ。ワイキキの動物園や水族館などは、子供連れのファミリーにとって定番の観光コースといえるだろう。しかし意外に知られていないのが、ハワイ各地で年に数回開催されるカーニバル、つまり移動遊園地だ。ハワイには常設の遊園地がないため、子供から大人までが毎年、こういった移動遊園地を心待ちにしている。ポップなアメリカ音楽が流れネオンライトきらめく野外の移動遊園地には独特の雰囲気があり、日本での大規模な遊園地を知る観光客にとっても、新鮮でエキサイティングな体験となるはず。今回はハワイの移動遊園地の魅力と、その楽しみ方を紹介しよう。
        
        

絶叫マシンやゲームが充実

 移動遊園地というと小規模で簡易な施設を想像するかもしれないが、それは誤解。ハワイには移動遊園地の専門会社として「EKフェルナンデズ・ショーズ」という1903年創設の老舗企業があり、移動遊園地の設営を全面的に手掛けている。それだけに、その設備は本格的かつ安全。回転ブランコや観覧車、メリーゴーラウンドから、ジェットコースター、ゴンドラなど多種多様な絶叫マシンまでが登場し、かなり大がかりだ。小さな子供向けには高さ数十メートルもの滑り台や巨大なバウンシングハウスも設置されたり、まさにちびっ子から大人までが楽しめる内容の濃さに驚かされる。

 乗り物に加え、移動遊園地ではゲームセクションも大人気。大きなテントのなかに日本でいう射的や輪投げ、風船割りゲーム、バスケットボールといったシンプルなゲームのブースが数十軒も並び、それは圧巻。しかもその景品がいかにもアメリカ的で楽しい。子供の背丈ほどもあるバナナやクマのぬいぐるみなどがズラリと掲げられ、利用客のチャレンジ精神を大いに刺激してくれる。




B級グルメのブースも登場

 移動遊園地では、さまざまなハワイ&アメリカのB級グルメが堪能できるのも魅力だ。シェイブアイスやマラサダ、ハワイアンフードのプレートなどハワイならではのものから、コットンキャンディ(綿菓子)、ピザ、ポップコーン、ホットドッグなどの屋台が出て、食べ歩きが楽しい。カントリーマーケット、ファームショーなどと称して、ハワイ産のトロピカルフラワーやフルーツをはじめ農産物、特産物を販売するコーナーが登場することもある。一般にこういったイベントでは、かなり割安に地元の特産物が買えるので、立ち寄ってみて欲しい。

 さらには、子豚の徒競走、ロデオショー、小規模なサーカス、人気アーティストのショーなど、イベントの目玉となる特別な催しが用意されている場合も。大がかりな施設を設置してのアイスショー、高台からのダイビングショー、ボクシング大会などもこれまでにおこなわれたことがあり、人気を集めた。このように、遊園地と日本の夏祭り、そしてサーカスをミックスしたようなエキサイティングなイベントが、ハワイの移動遊園地だ。




金券がわりのスクリプ

 移動遊園地での料金システムだが、日本の遊園地とは多少異なっている。入場料は無料か、あっても5米ドル前後とごく安価。ただし乗り物ごとに料金がかかる。キャッシュの流れを単純化するためなのだろう。一般に、まずはスクリプ(Scrip)と呼ばれるクーポンをまとめて購入。乗り物に乗るたび、必要な数のスクリプを渡す方式だ。会場内のあちこちにスクリプ売り場が設けられており、入口だけではなく会場内のどこでもスクリプを買うことができる。必要なスクリプ数は乗り物ごとに異なり、「スクリプ5枚」「スクリプ10枚」など、それぞれ提示されている。ゲームブースで遊ぶ際にもキャッシュではなく、このスクリプを支払う場合が多い。

 またイベントによっては、1種のスクリプだけでなく、乗り物用スクリプ、食べ物用スクリプが分けられていることもある。たとえば毎年2月に催されるプナホウ・カーニバルを例にとると、通常のスクリプは、食べ物、ゲーム、ファームマーケットなどで販売する品物に有効。ただし乗り物に乗るには、このスクリプを乗り物券と交換しなければならない。つまり最初に購入するスクリプは金券のようなもので、キャッシュ代わりに通用すると考えれば分かりやすいだろうか。ほかのイベントでは、乗り物やゲームだけにスクリプが必要で、食べ物はキャッシュでOKだったりするケースも。乗り物用スクリプと食べ物用スクリプを最初から別々に購入するシステムもあったりなど、いろいろだ。


主な移動遊園地

 ハワイで催される定期的な移動遊園地としては、以下のプナホウ・カーニバル、ホノルル・ファミリー・フェスティバル、50thステイト・フェアがある。ハワイ滞在の日程とうまく合えば、ぜひ会場に足を運んでみたい。

ホノルル・ファミリー・フェスティバル(2010年3月25日〜28日)
ホノルル市100周年を記念して2006年にスタートした市主催のカーニバル。ハワイアン音楽のショーなども楽しみ。アラモアナ・ビーチパークのマジックアイランドにて。
http://www.honolulufamilyfestival.com/index.html

50th ステイト・フェア(2010年5月28日〜6月27日の毎週金・土・日曜に加え、5月31日のメモリアルデー)
ハワイがアメリカ50番目の州になったことを祝うイベント。アロハスタジアム前広場で開催。アメリカ本土の著名シンガーを招聘したりと、毎年多彩なイベントを盛り込んでいる。
http://www.ekfernandez.com/index.html
(EK フェルナンデズ・ショーズ)

プナホウ・カーニバル(2011年2月4日、5日)
オバマ大統領の母校でもある名門校プナホウスクール(マキキ地区)が主催するカーニバル。学生・父兄による手作りのマラサダなど、食べ物のブースも人気。
http://www.punahou.edu/page.cfm?p=1543&start=03/10/2011&period=year


今週のハワイ50選
ワイキキ(オアフ島)


文:森出じゅん






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