【コロナに負けず】ベンチャーリパブリック代表取締役社長の柴田啓氏

オンライン化は確実に加速、徹底した対応が必要
ニューノーマルにおけるストーリー創りも重要に

  • 2020年6月17日(水)

柴田氏(写真提供:ベンチャーリパブリック) 柴田 同時に安心・安全を前提として、どうすれば良い旅行を実現できるかを考えなければならない。「LINEトラベルjp」に関して言えば、現在約500人の「旅行ナビゲーター」がガイド記事を提供しているが、消費者に近い彼らの視点が重要になると思う。体験をユーザー目線で発信し、ストーリーを伝えていくことが大切だ。

 日本国内の観光地は訪日旅行で成長したが、一方でその多くがリピーターを育てられていないことが課題と考えている。現在のような状況は、国内旅行のファン作りをする良い機会になるだろう。

-「LINE」などの多機能化した「スーパーアプリ」の役割は、コロナ禍を経てどのように変化するとお考えですか(関連記事)

柴田 中国などアジア諸国ではスーパーアプリの存在感が増しているが、コロナ禍において、日本で最も伸びたテクノロジープラットフォームはやはり「LINE」ではないか。ウィズコロナの時代ではトランザクションもブランディングもでき、地域や属性に応じたターゲティングも可能なスーパーアプリの価値はさらに上がる。我々としても、新しい旅行の流通を作っていくために、今後もLINEとの関係を強化していく考えだ。

-5年後、10年後のベンチャーリパブリックの姿をどのように描いていますか

柴田 今まさにそのことについて議論を進めているところで、今回のパンデミックは自分たちの強みを見つめ直す機会になっている。そのなかで、我々が抱える旅行ナビゲーターの存在は、大きな強みになっていることに改めて気づいた。旅行を良く知る人たちが周りにいることは強い。その知見を生かすことを基本に事業を組み立て直して、Googleのようなグローバルプラットフォーマーができないことをしなければいけないと思っている。

-最後に、日本の旅行業界へのメッセージをお願いします

柴田 驚くことに、我々がシンガポールで運営する旅行情報サイトの「Trip101」を経由した民泊の予約は、この5月に過去最高を記録した。「Trip101」は世界の200ヶ国に散らばるミレニアル世代を中心とした新しい旅行者を対象に、民泊などのユニークな宿泊施設やユニークなタビナカ体験などを紹介しているが、パンデミックが進行した結果、世界では米国を中心にコロナ渦における旅行トレンドである「マイクロツーリズム」に合致した民泊の利用が伸びており、「Trip101」はその恩恵を受けることができた。

 民泊については最初は自己隔離が目的だったが、現在は週末のバケーションやリモートワークを目的とした予約が増えているようだ。このような、これまでとは違うライフスタイルの登場は旅行産業の底上げになる。

 チャンスは色々なところにあるということだろう。常にアンテナを張って、想像力を持てば困難も乗り切れると思う。AirbnbのCEOを務めるブライアン・チェスキー氏はインタビューで、「旅行産業は必ず復活し、違う形でもっと大きくなるだろう」と語っているが、日本人ももっとポジティブな考えを持つべきだろう。

-ありがとうございました
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