「アクセス廃業」の衝撃、セーバーが選ぶ道とは

廃業は「追い風」も積極拡大はせず
インフィニとのタッグで着実展開へ

  • 2019年12月19日(木)
-改めてセーバーとインフィニの関係について説明してください

中里 セーバーはインフィニにプラットフォームを提供しており、2000年11月にインフィニがセーバーへホスト移行してから19年にわたり信頼関係を築いてきた。

 セーバーは他のグローバルGDSとはやや異なる世界戦略を取っており、単独での展開を優先するのではなく、各地域でジョイントベンチャーやパートナーシップを重視してきた。そのパートナーは、例えば台湾のチャイナエアライン(CI)のように航空会社になることもあるし、他地域では旅行関連のIT企業であったりする。

 特にアジアでは他地域よりもよりヒューマンな関係構築やサポートが必要とされているため、セーバーをベースに各地域で独自の味付けなどがおこなわれている。そうしたなかでも、自らGDSブランドを展開しているパートナーはインフィニだけだ。

 インフィニは日本市場に合ったアプリケーションの開発や日本のユーザーのためのサポートを提供している。さらに6月にはグローバルなニーズに対応する機能やコンテンツについて、セーバーGDSの利用を可能にする業務提携を締結した。

-具体的な役割分担、棲み分けについて教えてください

中里 基本的に日本市場の展開はインフィニに任せている。セーバーホールディングスとしては、究極的にはセーバーホストシステムの利用であるという意味では、インフィニかセーバーか、いずれを選択してもらっても同じことだともいえる。

 ただし一部例外として、欧米が本社の大手旅行会社の日本支社で、本社がセーバーを使用しているケースでは、要望があれば日本でもセーバーを導入してもらっている。また日本の旅行会社についても、海外支店を展開していたり海外出張客を多く抱えて海外旅行会社との連携が必要な旅行会社がセーバーを導入している事例もある。

 6月の業務提携は、グローバルニーズが高まっている現状があるなかでインフィニでもセーバーが持つグローバル対応機能を使いやすくした方がよいとの両社の判断が一致したものだ。

-セーバーとインフィニのインベントリの同一性について、例えば今この瞬間に両方の端末を叩いたら、インベントリはまったく同じでしょうか。そうとは限らないのでしょうか

中里 基本的には同じはずだ。ただし航空会社との間ではインフィニとセーバーがそれぞれ契約を交わしており、機能レベルやコネクティビティはその契約に基づいて決まるので、完全に同じだと必ずしもいえない面もある。それでもアベイラビリティはほぼ同じ。近似値だろう。

-現在はまだ日本法人や支店を持たない旅行会社が、今後日本に進出した場合はセーバーを導入することになる可能性が高いと思いますか

中里 日本においてセーバーを選択するユーザーは限定されるし、そういう企業はすでにセーバーを導入済みであることが多い。本社がセーバーと契約を交わしているOTAが、新たに日本に進出した場合に日本でもセーバーを導入するケースはあろうが、「日本ではインフィニでセーバーの機能を使えるならばインフィニを選ぶ」という選択もあるのではないか。

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