「アクセス廃業」の衝撃、インフィニの方針は?-植村社長インタビュー

「10年後も存続」断言
4つの戦略で和製GDSの強み打ち出す

  • 2019年11月21日(木)
-NDCに関しては、航空会社との直接接続、アグリゲーター経由、GDS経由の接続といった形が考えられますが、いずれにしても旅行会社はワンストップ対応を求めています
植村氏

植村 インフィニもワンストップをめざしている。しかしサプライヤー側がどういう選択をするのか、いまはまだ分からない面がある。したがってインフィニはアグリゲーター型でもGDS型でもどちらにも対応できるよう準備していく。

-例えばGDSがアグリゲーター役を務める場合、収益はどこから得るのでしょうか

植村 現在のモデルでは航空会社からではなく顧客から得る形だが、今後どうなっていくかはこれも未定だ。基本的に航空会社は支出を拒むだろうが、日本市場は欧米とも異なるし、どのような形でNDCが普及していくかはまだ不透明だ。

-4つ目の戦略は何でしょう

植村 4つ目の戦略は他業種との連携だ。先ほどインフィニは事業を継続すると申し上げたが、GDSの一本足打法では限界があることも事実だ。複数のビジネスモデルを持つことが重要になっていくだろう。例えばバックオフィス系の支援プロダクトには可能性がまだある。私見だがデータビジネスも商売になるのではないか。いずれにしても大きな収益源を見出していくというより、複数の小さな柱で全体を支えていくイメージだ。

 そうした構想を実現していくには、自社開発だけではだめだ。他社デジタルサービスの利活用など、他業種とも連携していく姿勢が重要になる。

-インフィニのプロダクトについて最新情報を教えてください

植村 年内のリリースを予定している新製品の名称が「Sabre Linx Plus」に正式決定した。インターフェイスや使用方法はインフィニ仕様でホストはセーバーを使う。日本で予約・発券した航空券に変更などの処理をする際に、海外でも対応できるのが特徴だ。またインフィニではアジア太平洋地域で評価の高いセーバーのプロダクト「Sabre Red 360」の販売も手掛ける。

 これによってユーザーには多くの選択肢が用意できる。セーバー・ブランドの契約者には、日本での使い勝手がいい「Sabre Linx Plus」と、グローバルレベルの機能が充実した「Sabre Red 360」の2つの選択肢を用意した。もちろんインフィニ・ブランドの契約者には引き続き「INFINI LINX PLUS」を提供していける。

 操作面で見ると「Sabre Linx Plus」はコマンド入力も一部残し熟練者も受け入れやすく、一方で「Sabre Red 360」はGUI対応で初心者でも簡単に操作できるのが特徴だ。ちなみに同じ事業所で両方導入し、熟練者と初心者で使い分けることも可能だ。

 セーバーの機能は奥が深く、もっと日本市場に紹介していきたいメニューが多い。我々としてもさらにセーバー保有の機能を日本マーケットへ積極的に展開していきたい。例えば予約処理に関するマニュアル業務を自動化できる「Automation HUB」や、自動発券機能の「Ticket Express」、企業出張者向けのサービス「Sabre Virtual Payment」などは今後日本にも導入していきたいプロダクトだ。

-「INFINI LINX PLUS」の後継システムについてはいかがですか

植村 来年のリリースに向けて次期システムを準備中だ。既存の機能はそのままに、利便性の高いウェブベースのモデルとなる。考え方としては、完全に新時代へ向けたものというより未来を見据えた中間点、過渡期を意識したものとなっている。

-ありがとうございました
オーストリア航空
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