「アクセス廃業」の衝撃、インフィニの方針は?-植村社長インタビュー

「10年後も存続」断言
4つの戦略で和製GDSの強み打ち出す

  • 2019年11月21日(木)
-他のGDS各社によるアクセスユーザーの獲得競争が激しくなるとの見方もあります
植村氏

植村 GDSは国際航空券の取り扱いだけでなく、バックオフィスの機能も提供している。その点、日本の企業が求める細やかな対応が可能なのはインフィニだけだと自負しており、コスト面でもサービス面でもインフィニが選んでいただけるのではないかと考えている。

 ただ、外資系GDSと旅行会社の契約はグローバルベースで締結されていることもあり、料金体系も具体的な条件も分からない。何か表に見えない優位性がある可能性もある。

 インフィニとしては引き続き、ユーザーの声に徹底してこだわったサービスの提供を続け、丁寧な対応をしていきたい。旅行会社から相談があればきめ細かく対応していく体制は整えている。困ったことがあればインフィニにご相談いただきたい。

-10年後を見据えた成長戦略はどのように描かれているでしょうか

植村 大きく4つの戦略がある。1つ目は唯一のローカルGDSとして日本のユーザーの声に徹底的にこだわっていくことだ。インフィニは来年、創立30周年を迎えるが、積み上げてきた実績は大きな強みであり、ここまで培ってきた経験や知識を生かしていきたい。今年6月にセーバーとの関係強化を発表したが、グローバルGDSであるセーバーが提供する優れたソリューションを取り入れながら、日本のユーザーへの提案力を高めていきたい。

 またサポート体制も当社の強みだ。旅行会社や航空会社の顧客満足度でナンバーワンの評価を得ている。「期待以上の満足を」を合言葉にサポート力をさらに鍛えていく。ソリューションとサポートの両面を磨いていくのが第一の戦略だ。

 2つ目の戦略はグローバル化への対応だ。グローバルレベルの機能を求めるユーザーには、アジア太平洋で最大シェアを持つセーバーのプロダクトを紹介する。サポートはインフィニがおこなう。つまりグローバルなソリューションと日本でのサービスを合わせて提供するわけだ。すでに6月、セーバーとの間で日本地区販売代理店契約を締結したことを発表したが、この取り組みを一層強化していく。

-インフィニのユーザーがセーバーに乗り換えるという選択をすることも考えられますが

植村 それは構わない。選ぶのはユーザーだ。実際の業務を考えればセーバーのソリューションに加え、サポートをインフィニが担うことが重要であり、インフィニの価値でもある。またセーバーのプロダクトとは別に、日本的にカスタマイズしたインフィニのプロダクトも用意するわけで、ユーザーが自社に合った方を選択していただければいい。

-わかりました。3つ目の戦略をお願いします

植村 3つ目の戦略は5年後、10年後を見据えたNDC対応だ。インフィニは昨年6月にNDC構想を立ち上げており、NDCが本格化した際に旅行会社と航空会社の橋渡し役を務められるよう準備を進めている。先日もクロノス・インターナショナルに「INFINI NDC Suite」を提供し、同社のオンライン予約サイトとアメリカン航空のNDC接続を実現した。このような取り組みを粛々と続けていく。

 NDCについて補足すれば、日本市場でNDCが本格導入されるには全日空(NH)とJLの取り組みが不可欠だろう。

アリタリア航空
TASACASHLESS
ビズリーチ

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