専門性で生き残る:バードウォッチングツアーのワイバード

20年間の大手勤務後に起業、国内唯一の専門会社
「お客様株主」味方に第1種登録、業務を拡大

  • 2019年6月11日(火)

-バードウォッチングに特化して事業を継続できている理由は

山本氏山本 ひと言で言えば、最大の目的である鳥が世界中にいることです。デスティネーションに特化すると、その国やエリアで何か問題があった時に逃げ道がありませんが、当社は鳥がいるところなら、どこでもツアーを造ることができます。そしてやはり、熱心なファンが多いことが大きいです。

 また、自然相手のツアーではありますが、行き先は整備された山道や、人が足を踏み入れてもいい場所を選んでいるので、これまで参加者の大きなケガといったトラブルがないまま、ツアーを催行することができています。

 ただ、地球温暖化や自然環境の悪化で、鳥の種類が減っているという問題はあります。都会のカラスのような雑食の鳥は増え続けていますが、決まった食べ物しか口にしない希少な種類の鳥が減っているのです。また、温暖化に限らず気象状況は鳥たちに大きな変化を及ぼすので「せっかく1年前に下見に行ったのに、今年はその時期に目当ての鳥が来なかった」という予測不能な問題も起こっています。ただし、目的の鳥を見られなかったからといってお客様から返金を求められたことは、幸いにも一度もありません。

-旅行業界におけるOTAの台頭をどのように見ていますか

山本 当社に関しては、すべてのツアーが募集型企画旅行で、しかも口コミで集客できているので、今のところはほとんど関係がありません。また、現在のスタッフで催行できる数のツアーしか造成しないので、急な仕事が入ることもなく、内勤スタッフは毎日定時で帰宅しています。しかし、現在のお客様の多くは高齢なので、世代が入れ替わっていくと状況も変わってくると考えています。

-5年後、10年後のビジネス環境をどのように見据えていますか

山本 5年先にはOTAによる旅行者のFIT化がより一層進み、当社のお客様からも、日本からバードガイドが同行する必要のない方が出てくるでしょう。しかしそのような状況になれば、OTA時代を逆手に取って、集合場所を海外の空港やホテルとし、現地のバードガイドだけでお客様を案内することも可能になります。そうなれば旅行代金も抑えられますし、現在は難しい海外への2名催行ツアーを実施することもできるでしょう。

 また、最近ではお客様同士がソーシャルメディアを活用して、自ら旅行を企画して出かけるケースも増えているので、このような企画に当社が手配やガイドを付加してサポートするビジネスができないか、模索していきたいと考えています。

-旅行会社としての中長期的な目標を教えてください

山本 これまで通りバードウォッチングツアーに特化し、私自身は業界への恩返しのつもりで、日本旅行業協会(JATA)の講師や講演活動なども続ける予定です。また、バードウォッチングツアーにご参加いただくことで、自然や生活環境について考えていただく機会にしていただけたら幸いです。

 今後の課題は事業承継で、私は現在61歳ですが、中野もほぼ同世代です。世代交代や事業形態の変換なども含めて、これから先をどうするのかを考えていきたいと思います。

-ありがとうございました

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