【仕事を変える】HISモバイル社長 猪腰英知氏-旅行から通信事業へ果敢に挑戦

新領域でこそ感じるおもしろさ
後進には「自ら手を挙げて飛び込め」

  • 2019年4月22日(月)
-旅行業から通信業に異動してよかったと思える点、逆に悪かったと思える点はありますか

猪腰 旅行業界に20年以上もいると知見はそれまでの経験のうえに積み重なることになるが、全く畑が違う通信事業では、やった分だけ新しい知見が溜まっていき視野が広がる。そこがおもしろい。違う業界の人々の考え方を知るのもおもしろい。

 また、通信事業者は当然ながら通信が専門で、旅行者の動向には疎い。その点、私は長く旅行業に携わっていたためその傾向が分かるし、今でもタイムリーな情報を得ることが可能だ。旅行業に携わっていた時は、担当地域だけを見る近視眼的な見方だったが、離れてからは旅行市場の大局を見るようになった。違う業界の知識を重ね合わることによって相乗効果が生まれ、先んじて手を打つことができるのではと思っている。

 ネガティブな点としては、HISは旅行会社の看板であって通信業界ではその存在感がないところは寂しく感じる。旅行では、例えばハワイではハワイ旅行のトレンドを変えられるようなことをやっていたが、通信業界で現在それはなかなか難しい。

-相当に色々なご経験をなさっていますが、24年前に入社された時と今ではHISは大きく変わったはずです。今でも若手にはチャンスがあるとお考えですか

猪腰 手を挙げればチャンスはあると思う。チャンスがあれば飛び込めと後輩には言いたい。なかなかチャンスは向こうから来ない。HISの看板のもとでやれているのは大きいこと。自分から手を挙げて欲しい。

-ビジネスの多角化を進めている現在のHISをどうのように捉えていますか

猪腰 HISの理念は“人類の創造的発展と世界平和に貢献する”こと。旅行だけでなく、目の前のお客様に対してどんなお手伝いができるかを考えた時、参入する業種を変えていけるのは、HISグループとして夢のある話だろう。OTAが興隆しているが、すべてオンラインで解決できるわけではない。やはり最終的には人の介在が必要になってくると思う。とはいえ、会社として利益が担保されないと店舗の維持も難しいだろう。事業の多角化は、地殻変動が起こっている旅行業を支えることにもなるのではないか。

-将来、旅行業に戻ることがある場合、やってみたいことはありますか

猪腰 その頃はもっと技術革新が進んでいるだろう。例えば5Gを使った遠隔操作技術での旅行体験や交流体験など、HISならではのサービスが展開できると思う。

 また、OTAに比べてHISの有利な点は海外支店ネットワーク。リアルな情報を現地から取れるところにある。通信技術によって現地が核となる様々なライブ配信が可能になり、受けだけでなく交流事業も広がりを見せるのではないか。ネットと店舗のオムニチャネルの可能性は旅行業にいる時から考えていた。生産性だけを見れば、店舗はOTAには及ばないが、店舗をどう捉えるかの尺度によって、価値は依然として高いと思う。店舗に人が集まることによって、広告や様々な情報発信など新しいビジネスモデルができる。逆に、これをビジネスモデルとして構築しないと、店舗は経費だけがかかるただの非効率な存在になってしまうと思う。

-ありがとうございました
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