インタビュー:知床グランドホテル常務取締役の桑島敏彦氏

「普通の宿」からの脱却
「ネイチャーリゾート」めざし取り組みも

  • 2016年11月10日(木)

-現在の課題はなんでしょうか

知床グランドホテル北こぶし外観(知床グランドホテル提供)

桑島 まずはシステム投資です。さらなる生産性向上に向けて基幹システムが足かせになってしまっています。我々程度の企業1社で開発できるほど甘くないですので、他社と協力して取り組んでいきたいと考えています。

 また、人材の確保と教育も課題です。この5、6年で新入社員を多く採用して活性化に取り組みましたので今は20代も増え、ある程度若返りはできてきています。しかし、継続しなければ新陳代謝ができません。


-人材確保は観光産業全体の問題といえますが、どのような対策をされていますか

桑島 我々だけでできる話ですと、労働環境をしっかり整えることを大切にしています。今でも、当たり前のように残業代を払わないとか年間公休数が少ないといった施設もあると思いますが、例えば若者が職場を選ぶ時に1年の休みが108日と80日であればどちらを選ぶか、という話です。

 我々は残業代は1分単位で支払いつつ抑制できるようきちんと管理し、公休数も105日です。今後もこうした取り組みをこつこつ積み重ねていくつもりです。

 また、知床から場所を変えることはできませんので都会的な暮らしをされたい方には向かないでしょうけれども、寮が1万円程度で利用でき、しかも従業員食堂が無料ですので、特に自然好きな方には良い環境であると思います。

 さらに、大企業にはきっとできないこととして、例えば風なみ季は閑散期に80日間休館するのに合わせて、社員は夏にかなり働いて冬に休みをたくさん取るようなスタイルとなります。このため、正社員でも冬には30日以上連続で休むことができるのです。その気になれば毎年短期留学に行くこともできますので、こうした特徴は上手に活かしていきたいと思います。


-設備投資についてはどのようにお考えでしょうか

桑島 毎年何かしら少しずつしています。大きめの案件ですと、10年が創業50周年だったのですが、ダイニングをリニューアルしブッフェの比率を一気に増やしました。

 それ以降も、北こぶしだけで11年にクラブフロア12室の新設、12年に露天風呂付き客室4室の増室、13年に大浴場の改装と新露天風呂の増設を実行し、さらに14年にはパブリックスペースを全面リニューアルしてタバコラウンジとペットラウンジ、流氷テラス、足湯を新設するのと同時に全客室を禁煙化しました。そして15年にはブッフェレストランにスイーツキッチンとライブキッチンを増設し、16年には露天風呂付き客室を8室増やしています。

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