トップインタビュー:エアアジア・ジャパン代表取締役社長兼CEO 小田切氏

中部第2拠点化で路線拡充
販路拡大で認知向上へ

  • 2013年2月28日(木)

-このほど中部の第2拠点化を発表されましたが、今後の展開についてお考えをお聞かせ下さい

小田切 中部は稼働率向上には制約の少ない空港がよい、という観点から第2拠点として選択した。24時間空港であり、空港までの交通手段を考慮に入れると6時から24時まで8便を運航できる。路線は、まずは既に便を就航している5空港のなかから目的地を選んでいくが、その先の新たな空港への就航も視野に入れて検討している。

 中部は成田より約1時間西にあるため、目的地の範囲も1時間伸びる。我々が保有するエアバスA320型機は4時間程度しか飛べないため、新規就航先は4時間圏内の、台湾、香港、中国本土の一部やグアム、サイパン、マニラ辺りがあがっている。東南アジアについては、中部発着だとぎりぎりのライン。風の強い冬は乗客数を減らし、成田発が150名、成田着が180名、というオペレーションで運航する方法はあるが、我々は常に180席をしっかりと販売することが重要だと考えているため、そうしたチャレンジはしない考えだ。


-新路線開設に伴う機材の導入計画について教えてください

小田切 基本的には平均で年間5機程度の導入を考えている。13年は今のところ4機、2013年度では4機から5機の導入を予定している。まずは4月以降に1機受領する予定だ。

 我々が展開しているのはボリュームビジネス。あまりいい意味で使われない言葉ではあるが、いわゆる「薄利多売」が我々のビジネスにとって成功への道だと考えている。多売するためには、しっかりと飛行機を保有して、いろいろな路線で安価な運賃を提供していきたい。13年の新機材導入を計画通り実施することが重要だと考えている。

 また、新機材導入のタイミングに合わせて、中部の拠点化もおこなう計画だ。現在の予定では4月以降になるだろう。中部に対してはローコストターミナル(LCT)建設について、かなり働きかけをおこなっている。コストが下がればビジネスモデルとしていい絵が描けると思うので、そこを期待している。


-日本市場で課題と捉えていることはありますか

エアアジア・ジャパンの新オフィス「RED BASE(レッドベース)」。1フロアにオペレーション部門と間接部門を集約。客室乗務員のミーティングスペースもある 小田切 LCCという言葉は広く知られているが、国内3社の差がどこまで正しく理解されているかが問題だ。関西はピーチ・アビエーション(MM)1社だからまだわかるが、残りの2社は同じような路線を飛ばしており、色も暖色系で似ているため区別しにくいのではないか。

 エアアジアブランドはアジアでは有名だが、日本国内においては先行社であるジェットスター(JQ)ブランドのほうが浸透している。そこをどう克服していくかが課題だ。我々が考えるほど、世間一般の皆様にJWが認知されていないため、まずは存在を知っていただくことが非常に重要だと思っている。現状をしっかり捉えた上で戦略を立てていなければならないだろう。我々は、販路の拡大が認知の向上にもつながると考えている。

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