スペシャリスト・インタビュー:東京ガス旅行センター 村山恵美子さん

  • 2008年4月22日(火)
年に2回の海外旅行 楽しみながら、自分に課している

高校生の頃、初めての海外旅行で訪れたエジプトでの体験で「海外旅行に関係する仕事をしたい!」と、心に決めたという村山さん。社会人となってから15年間のほとんどを、旅行会社のカウンター業務を中心にお仕事をされています。「旅行の接客がとても楽しい。天職と思ったり、思わなかったりですけど…(笑)」と話す表情は明るく、充実感が伝わってきました。

東京ガス旅行センター
(東京ガスビルサービス株式会社)
 顧客カウンター担当 村山恵美子さん
 2006年度(第3回) デスティネーション・スペシャリスト トルコ認定


Q.DSを取得しようと思ったきっかけと感想を教えてください

 業務中にさまざまなスキルを身につけたり、日頃から雑誌やガイドブックなどで業務に必要な知識を習得していますが、資格につながるものが少ないことを、以前から残念に思っていました。そんな時、日本旅行業協会(JATA)からの情報でDSがあると知ったのです。

 いざ取り掛かってみると、大変でした。受講の資料は政府観光局さんのセールスマニュアルや消費者向けのガイドなどがたくさん入っていて「もう1回、旅行しようか」って、と思いました(笑)。現地に行けばイメージが頭に入り、分かりやすいですから。もちろん、1つの国を掘り下げて覚えるにはそれくらいの情報が必要だと思います。

Q.DS取得後に変化を感じることはありますか

 トルコはメジャーなデスティネーションに比べると取扱数が少なく、旅行情報に触れる機会が少ないのですが、今は自信を持って案内しています。DS講座は政府観光局のお墨付きの情報なので、自分が案内することに「間違いなくそうだ」といえるのは、心強いことです。弊社のお客様の場合、熟年・シニア世代の方が多く、旅行先としてあまり知られていないトルコに対して不安を持つ人も多いのですが、その方に自信を持って勧められます。

 一方で、DSの認知度が低いなと思います。「旅行のプロの資格にはこんなものがある」って、大きく宣伝されればいいのに、と思います。

Q.村山さんにとってのトルコの魅力は何ですか

 なんといっても、ボスポラス海峡の海の色が印象的。「すごい」としか言いようがありません。見ているだけで、幸せな気持ちになりました。私は、旅行は好きでも海外に住みたいとは思わないのですが、このときは「この国の人たちは毎日、この海を見て暮らしているんだ。ここに住んだら最高だろうな」と思いました。

 また、トプカプ宮殿やアヤソフィア寺院など、イスタンブールの旧市街には不思議な建物が多く、興味深いですね。ギリシャやエジプトなど、周辺の国々で見たようなデザインが融合されているのが分かります。特に内装の色使いが素晴らしく、旅行中は色に魅せられることが多かった。グランバザールも薄暗くてあやしげな雰囲気のなかに色とりどりの商品が並び、きれいでしたよ。

Q.御社は東京ガスさんのインハウスでいらっしゃいますが、どのようなお客様が多いですか

 現在の店舗では、国内旅行は業務渡航とレジャーが半々ですが、海外旅行は社員の海外旅行は社員の方やOBがプライベートの旅行を申し込むのがほとんどです。以前、街のリテーラーに勤めていたときには、お客様のニーズや予算はさまざまでしたが、今は同じ組織にいる人で趣向や予算がわかりやすく、その分、お客様が求めているものをご案内しやすいと思います。

 お客様も“仲間意識”を持ってくださるようで、最初から打ち解けてお話が始まるのも特長だと思います。通常、店頭では「あなたはこの国に行ったことある?」と聞かれることは少ないですが、今は多いです。信用度が違うのでしょうね。お客様も旅行後には立ち寄って、良し悪しを含めた思い出話をしてくださいます。それは現地に行かないと分からないようなユニークな話が多いので、ためになりますよ。

Q.旅行会社を志したのは高校生の時の海外旅行がきっかけだったそうですね

 初の海外旅行がエジプトだったんです。叔母に連れられていったのですが、18年位前のエジプトは高校生の目から見たらすごかった!お店ではいろんなものを押し付けてくるし、人のパワーが違う。世の中にはこんなところがあると初めて知り、海外をもっと知りたいと興味を持ちました。それには添乗員が手っ取り早いと思ったのですが、業務はずっとカウンターです。

Q.業界に入る前とその後で、ギャップはありませんでしたか

 海外旅行に行けることを期待していましたが、仕事で行く機会は少ないことがわかりました。それから、単に旅行を販売するイメージが強かったのですが、そのためには広範囲の知識がなくてはいけないことに驚きました。JRの切符の区間変更の仕事から、例えば「ラスベガスのショーで飲食は可能か」との問合せまで、範囲は広いですよね。

Q.それに対し、何か工夫していることはありますか

 一人が察知できる情報は少ないので、社内で共有するようにしています。具体的なシステムはありませんが、自分から「こんなことあったけど、知ってる?」と、口に出してみます。すると、ほかのスタッフも話をするので、結構な情報が行き渡ります。新情報や刻々と変わる情報に近づけるように「人に伝えて、人から学ぶ」は大切ですね。

 ただ、販売する人はやっぱり、海外に行って、現地を知ることが大切だと思います。私は楽しみながらも、年に2回は海外旅行をすることを自分の目標としています。そう意識しないと、いくら好きでも、忙しいときは国内旅行で終わってしまいますから。そして現地を自分の目で見て、いろいろなことを知りたいと思っています。

 最近、雑誌のアンケートなどを見ると、若者の海外旅行の人気が低下していますね。「旅行は国内がいい」、「ハワイに行ったから、海外旅行はもういい」という考えのようです。でも、ハワイとヨーロッパは違うし、ドイツとフランスだって違う。私は海外旅行の経験を元に、日本もいいけど海外はもっとすごいってことを、伝えたいと思っています。

ありがとうございました。


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