冬の旅 - WINTER

北国ユーコンは、11月～3月にかけ本物の「冬世界」となります。
ときにマイナス20℃以下にもなる厳しい寒さ。湖も山も、あたりは全て雪と氷に覆われて一面まっ白に。そしてつめたい夜空には満点の星と神秘的なオーロラが現れます。

日本では体験することのできない冬の大自然とその静謐な美しさ、そしてその中で見上げる神秘の光。寒さ覚悟でもあえて出かけたい、究極のウィンター・デスティネーションです。

秘境感満点の大地で見上げる美しい光　オーロラ・ウォッチング　N rthern Light Viewing

ホワイトホースやドーソン・シティなど、ユーコンの多くの場所は、オーロラ発生率の高いオーロラベルトの直下にあり、かなり高い確率で光を見ることができます。
またここでは秘境感あふれる大地で、美しい山岳地帯のシルエットともにオーロラが見られるのが魅力。白銀の山の上に揺れるオーロラの美しさは、他では見られないもの。
特にオーロラ写真を狙っている人にとっては、素晴らしい構図での撮影が期待できる場所です。ちなみに光を見るベスト・シーズンは、夜の時間がたっぷり長くなる12月～3月。

ホワイトホースには、オーロラ鑑賞をアレンジするツアー会社も多数あります。
日本語でのツアーや、2人からの催行が可能なツアーなど便利な会社も少なくありません。
またホワイトホース郊外にある豪華ロッジやB＆Bに滞在して、じっくりと光を待つのもおすすめの方法です。

（参考）　現地オペレーター
　　　　　オーロラ観測が可能なB＆B、ロッジ

白銀の世界で楽しむ犬ゾリ、スノーシュー、クロスカントリー・スキー　ウィンター・アクティビティ　Winter Activities

夜、オーロラ・ウォッチングを楽しんだら、昼間はのんびりと雪景色を楽しむアクティビティを。
たとえばハスキー犬などに引かれて雪原を駆け抜ける犬ゾリや、雪景色の森の中をハイキング感覚で楽しめるスノーシューなどは、先住民の時代からの伝統でもあり、カナダ的な体験としておすすめです。またしっかり汗をかきたいなら、ホワイトホース周辺のトレイルを利用してのクロスカントリー・スキーを。
このほか、先住民の文化体験、ホワイトホース郊外にあるタキニ温泉体験、クルアニ国立公園の遊覧飛行など、昼のアクティビティは豊富。オーロラツアーのオプショナル・ツアーとして申し込みが可能です。

ホワイトホースでは、毎年2月の下旬に伝統的な冬祭り「サワドー・ランデブー」が開催されます。
市内の公園などの会場ではステージが設けられ、ドッグレースや氷の彫刻、様々なショーや女装コンテストなど、楽しい催しがいっぱい。北国ならではの冬の楽しみが垣間見られます。
2012年には70周年を迎え、ひときわ盛り上がりそうです。

ユーコンのホワイトホースとアラスカのフェアバンクスの間、大自然の中1600kmを犬ゾリで走り抜けるレースがユーコン・クエスト。厳寒の2月、道なき道を行くレースは、完走自体が難しいと言われるもの。
ちなみに今年の優勝者のタイムは10日間と11時間53分。これを聞いただけでもその過酷さがわかります。スタート地点は毎年交互に入れ換わり、2012年には2月4日、フェアバンクスからのスタートとなります。