TRAVEL VISION
平素は日刊トラベルビジョンをご愛読いただ きありがとうございます。 このたび、ご登録の旅行業勤務の皆様に「ドイツ歴史古都連盟からのお知らせ」をお送りさせていただきます。 加盟都市の最新情報を、日々のセールスや活動のご参考にお役立てください。
(トラベルビジョン)
ドイツ歴史古都連盟ニュース
これから夏にかけての季節は、ヨーロッパ旅行のまさに旬。この時期はまぶしいばかりの新緑に、色とりどりに咲き乱れる花々をめぐる庭園散策がおすすめです。 ドイツ歴史古都連盟に加盟する14都市内にも美しく観光客を魅力する庭園が数多く点在。今回は、それらを巡る2〜3日の小旅行を地域別にご紹介します。 また2008年より新たにオスナブリュックとマインツの2都市が新たなメンバーとなりました。どちらも由緒ある学生の街で、古都の趣と若者の活気が絶妙に調和しています。 *2008年は、オスナブリュックとマインツの2都市が加盟。リューベックが脱退したため、ドイツ古都連盟
       には計14都市の古都が加盟しています。
新規加盟都市
  オスナブリュック マインツ
おすすめ小旅行のご紹介
  ポツダム
  エアフルトとその近郊
  トリア周辺地域
  コブレンツとライン渓谷
  ミュンスターおよびミュンスターランド
  アウグスブルグとその周辺地域
ドイツ歴史古都連盟とは
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新規加盟都市
オスナブリュック
(C)Osnabrueck-Marketing und Tourismus GmbH

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オスナブルック

 ドイツ北部、ザクセン州に位置する司教領で、周りをヴィーエン山系とトイトブルクの大森林に囲まれた自然味豊かな街。17世紀に起こった30年戦争の終焉を迎えるため、隣接するノルトライン・ヴェストファーレン州のミュンスターと並んで平和会議の拠点となり、ドイツの歴史上重要な役割を果たした街として知られています。

 16万人強の人口の約1割を大学生が占める大学の町でもあり、大聖堂を中心に発展した古都らしい落ち着きと、学生街の活気を併せ持った魅力にあふれているのがこの街の大きな特長のひとつです。

マインツ
(C)Touristik Centrale Mainz-Verkehrsverein Mainz e.V.

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マインツ

 ラインランド・ファルツ州の首都。フランクフルト空港から車でわずか30分という交通至便の街で、ライン川を利用した河川交通の要衝としても知られています。

 街の歴史は長く、古くは紀元前にまでさかのぼります。歴史の中でも大司教の司教座がおかれたため特にキリスト教とのかかわりが深く、また、通商の中心地としても栄え、かつては「黄金のマインツ」と呼ばれるまでに繁栄しました。

 大司教の命によって建設された大学があり、古くからある学生街でもあり、ルネサンス三大発明である活版印刷もこの街で発明されました。


ドイツの古都で庭園巡り おすすめ小旅行のご紹介


 皇帝や王、貴族たちがかつて栄華を誇っていた時代に織り成された文化。現代まで当時の姿をとどめたまま残された庭園美術を巡る旅は、その歴史の足跡をたどる旅でもあります。イギリスやフランスなどではすでにおなじみですが、ドイツにも伝統的なルネッサンスやバロック形式の庭園、ハーブのガーデンに植物園のほか、個人邸宅にもすばらしい庭園を擁するものが数多くあり、訪れる人々を楽しませてくれます。

 古都での庭園巡りは、庭園ファンや園芸好きな方々だけではなく、母娘の旅や女性のグループ、歴史好きな人々など幅広い層にアピールすることができるでしょう。由緒あるドイツのガーデンアカデミーの監修によるおすすめの小旅行を紹介します。ドイツ国内のどのエリアからも足を伸ばせるアクティビティとして個人旅行のお客様などにぜひご案内ください。

ポツダム

“ヨーロッパ一”の世界遺産を巡る

ポツダム ポツダムといえばなんといっても世界遺産にも登録されている宮殿郡が有名ですが、それに付随する庭園の美しさと広さはヨーロッパ随一といわれています。

 まずはフリードリヒ大王によって建設されたサンスーシ宮殿の庭園へ。新宮殿、劇場、中国茶館などがあり、ロココ、ルネッサンス、バロックといった建築様式の違いを見ることができます。もちろん、宮殿内の銅像や絵画などもすばらしく、見ごたえはたっぷりです。

 また、19世紀の著名な造園家、ペーター・ヨセフ・レネによってデザインされたユニークな景観を誇るバーベルスベルク宮殿やその庭園も必見。植物研究家カール・フォスターが品種改良した植物が数多く植えられた「友情の島」もこの庭園内にあります。ドイツを代表するこれらの庭園を、2日間程かけてじっくりまわってみてはいかがでしょう。

エアフルトとその近郊

ゲーテやナポレオンをも魅了した緑の街で過ごす
エアフルトとその近郊 8世紀からすでに修道院でワイン製造のためのブドウ菜園と庭造りをしてきた歴史と伝統のあるエアフルト。現代においては「緑の街」「フラワー・シティ」としてヨーロッパ中で知られる存在です。

 ここではこの地域の庭園や博物館を3日間で巡る過ごし方をおすすめします。まずは、ドイツ一の規模を誇るエガ公園へ。エガ公園には36ヘクタールという広大な敷地の中に岩と水で演出された日本庭園をはじめ、トロピカルな蝶の庭園、バラ庭園などさまざまなテーマにのっとった多彩な庭園を見学することができ、また博物館も併設されています。

 2日目は、ザンガーハウゼンのバラ園へ。世界各国、そしてあらゆる時代から集められたバラ8300種が勢ぞろい。12.5ヘクタールの敷地は世界最大の規模でもあります。

 3日目はちょっと足を延ばしてデッサウまで。フランツ・フォン・デッサウ侯爵のデッサウ・ヴェルリッツの庭園王国にはヨーロッパ大陸で初めて建設された英国式庭園があり、世界遺産に登録されています。

トリア周辺地域

ドイツ一の古都で体験型庭園散策
トリア周辺地域 ドイツでもっとも古い都市で2000年以上の歴史を持ち、世界遺産にも登録されているトリア。ワインづくりも古くから始められ、いくつものワインヤードがあるため、実は隠れたソムリエ王国でもあります。

 ここでのおすすめは、メルツィヒ市にあるユニークな体感型庭園。見る、聴く、触れるなど五感で感じることをテーマにした庭園で、フランスと隣接していることから「国境のない庭園」と呼ばれる国を超えた庭園プロジェクトにも指定されています。

 またモーゼル地方ペールの街の中心には、まわりをネール宮殿、クイリヌス・チャペル、さらに教区教会に囲まれたバロック庭園が新しく建設されました。ネニングの街でも、ブドウ畑を見下ろすように建てられたベルグ宮殿のルネッサンス様式の庭園が、街の景観により美しい彩を与えています。2日間ほどこの地域に滞在できれば、これらの見どころをゆっくり堪能できます。

コブレンツとライン渓谷

ライン川沿いでのガーデン・ショーも
コブレンツとライン渓谷 コブレンツで見逃してならないのが、ライン川沿いの皇妃アウグスタ公園です。ヨーロッパ一の長さを誇り、散歩にもサイクリングにも適しています。 ライン川を見おろして立つシュトルツェンフェルス城も、そのたたずまいを含めた渓谷の景観が世界遺産に登録されていて、ぜひ訪れたい場所のひとつ。

 庭園散策のあとは城の内部も必見。また郊外にあるザイン宮殿には世界の蝶やタランチュラなど、エキゾチックな動植物が見られる温室がある庭園があります。 同じく郊外のポルヒの手入れが行き届いたコテージ、ガーデン、日本庭園もあるリュンヌルスハイムのプライベートガーデンも興味深い見どころです。

 ライン川流域のビンゲン市では現在(10月19日)Rhineland-Palatinateガーデン・ショーを開催中。ライン川に沿って2.8q、24ヘクタールにわたってサンプル花壇やテーマのある公園などの展示がなされ、花々のよい香りにつつまれたひと時を過ごすことができるでしょう。

ミュンスターおよびミュンスターランド

緑豊かなミュンスターランドで園芸術を学ぶ
ミュンスターおよびミュンスターランド 30年戦争を終結に導き、当時のヨーロッパ世界の勢力図を一変させたウェストファリア条約が結ばれた地として知られている古都ミュンスター。濠に囲まれた典型的なヨーロッパの水城(みずじろ)が、美しい豊かな緑がひろがるミュンスターランドには実在しています。

 ゴシック建築の立ち並ぶ町並みや、ピカソのグラフィック・ワークだけを集めた世界でただひとつの美術館などの見どころに加え、この地域の庭園巡りがヨーロッパの旅行者たちに絶大な人気を博しています。旅行者を温かく受け入れ、手入れの方法などを気軽に学ぶことができる個人庭園が数多くあることが人気の理由。ここでは、造園デザインのヒントを得たり、テクニックを学んだりするなど、より個人的な楽しみを追求できそうです。また、より学術的、かつ本格的に学びたい向きにはレクチャーや実技を通して園芸を学ぶことができるブルクシュタインフルトの学術庭園をおすすめするのもいいでしょう。

アウグスブルグとその周辺地域

学術的により深く園芸の魅力を追求
アウグスブルグとその周辺地域 モーツァルトの父親の故郷であることで知られるアウグスブルグでは、まず街の中心部にあるホーフガルテンから巡り始めましょう。かつては司教の公邸の庭だったものを、造園家ヨハン・カスパー・バグナートが造園し直し、現在では一般に開放されています。10ヘクタールに及ぶ植物園をも擁し、日本庭園やハーブ園、バラ園などさまざまな庭園を見学することができ、訪れる人を飽きさせません。

 その後は、ミュンヘンへ。ヨーロッパで始めて一般公開されたといわれる英国式庭園や、見事に建物との調和がとれたこの庭園はヨーロッパの庭園の最高傑作とも言われるニンフェンブルグ城の宮廷庭園を訪れて見ましょう。また、ミュンヘン北部にあるニュンフェンブルグ植物園もおすすめです。この植物園はドイツ国内最大の庭園のひとつで、年間40万人の観光客が訪れるほどの人気を誇っています。

 ミュンヘンを訪れた際は、郊外にあるヴァイエンシュテファンの園芸学校へ。いろいろな植物の栽培方法や種について学び、より園芸に対する造詣を深めることができます。

 

 

こちらで紹介した庭園や見どころを巡る旅は、エコナツアーズへ!

ドイツ歴史古都連盟のパートナーである現地手配会社エコナツアーズでは、こちらで紹介した庭園や見どころを巡るツアーをご用意しています。ドイツの庭園をよく知るガイド付きのツアーやセミナーなども含まれており、これら庭園の理解をより深めたい方におすすめです。こちらのツアーの詳細や他のプログラムについては、お気軽にエコナツアーズヘお問い合わせください。
エコナツアーズ

お問い合わせ先
エコナツアーズ / Econa Tours GmbH 担当:小島
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TEL: +49(0)69-49 80 632 FAX: +49(0)69-43 72 97
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ドイツ歴史古都連盟とは・・・

ドイツ国内でも長い歴史と文化を持つ14の古都がメンバーとなり、魅力あるドイツ旅行のプランニングをお手伝いする目的で設立されたのがドイツ歴史古都連盟です。 また、パートナーであるドイツ鉄道、ルフトハンザ ドイツ航空、ドイツ観光中央協会のご協力を頂いています。旅行会社向け、または広報関係の研修旅行や旅行プランのご相談にも応じています。 古都を巡る旅で、印象深いドイツ旅行を実現してください。

 

ドイツ歴史古都連盟 / Historic Highlights of Germany e.V.
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