オンライン旅行市場の現状と対策~PC抜くモバイルの急成長-WIT Japan

  • 2013年7月2日(火)

モバイル利用者の動向、新デバイスも登場
旧来型の予約スキームも有効

グーグル・ジャパン ヘッド・オブ・トラべル、キャリア&レストランの小川淳氏

 ではオンライン旅行に関わる事業者は、ビジネス上でどのような変化を感じ、対応しているだろうか。

 グーグル・ジャパンでは旅行に関するクエリが2012年、前年比400%増加。2013年第1四半期にはモバイルのシェアが50%に達し、PC(46%)からのサーチを超えた。2010年はモバイルからのサーチはほとんどなかったことから、ヘッド・オブ・トラべル、キャリア&レストランの小川淳氏は現在4%のシェアのタブレットについて「今後、モバイルと同様に増えて、3年間で大きくなると考える」と述べ、スマートフォンの重要性とともにタブレットにも目を向ける必要性を進言する。

 その際、平日はPCとスマートフォン、休日はタブレットとスマートフォンのクエリが伸びることから、曜日や時間によって使用するデバイスが異なるとして、「顧客のタッチポイントが増えていることにも注意して対応していかなくてはならない」とも語る。

日本航空WEB販売部長の西畑智博氏 また、日本航空(JL)では、1999年にモバイル販売を開始し、2005年にスマートフォンでの販売を開始した。現在の国内線販売額約5000億円のうち、50%以上がウェブサイトからの購入で、販売比率はPCが85%、モバイルが15%。モバイルの72%がスマートフォン、28%が従来型の携帯電話での利用だ。2012年のスマートフォンでの販売は357%増と大幅に増加したという。

 スマートフォンのうち、ブラウザの利用は75%、アプリが25%で、WEB販売部長の西畑智博氏は「ブラウザのサイトはスマートフォンにおける店舗のような位置づけ」と説明。サイトに航空券予約やダイナミックパッケージ、アフェリエイトによるホテル販売などの基本的なサービスを用意し、さらに10種類のアプリを提供。「スマートフォンではすべてのタッチポイントで旅行のサイクルをカバーできる」といい、アプリのダウンロード数は計100万を超えたという。

ベンチャーリパブリックCEOの柴田啓氏 一方、Travel.jp、Hotel.jpを展開するベンチャーリパブリックでは、トラフィックの5割以上が依然としてPC経由で、それにスマートフォンのブラウザが追随している状況だ。タブレットとモバイルのアプリの比率はまだ小さいという。しかし、コンバージョンになるとモバイルのアプリによる比率が最大となる。トラフィックが小さくてもアクションは大きいとして、CEOの柴田啓氏は「リピート客の囲い込みならモバイルのアプリは非常に重要」と強調。「サイト最適化に努めればコンバージョン率は上がるだろう」とアドバイスする。

 また、モバイル販売において、ベンチャーリパブリックではフライトサーチの予約に「Call to Book」のボタンを用意しており、コンバージョンの25%がTELでの予約となっている。柴田氏は「これはすごい数字。OTAビジネスはオンラインだけだと思われるが、電話の機能も使ってほしい」と述べ、モバイル販売の最大化には、モバイルに備わる機能を活用することも有効であることを語った。

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