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現地レポート:英国南部の1066カントリー、中世建築に宿泊、ワイナリーも

  • 2014年2月13日

歴史の舞台に女性向け素材
中世建築に宿泊、ワイナリーやショッピングを堪能

あまり知られていない英国産ワインだが、ケントやサセックスのものが多い ロンドンから高速列車で約2時間、ロンドンからの日帰り旅行のデスティネーションとしてよく知られる英国南部のライ、そしてヘイスティングスは「1066カントリー」と呼ばれるエリアに位置する。現代英国の礎となった歴史の舞台として英国では有名な地域で、歴史散策以外にもグルメ、ショッピングなどの楽しみがぎっしり。今回はライとヘイスティングスそれぞれに1泊して、じっくりと1066カントリーを楽しんだ。


歴史の一大ドラマの舞台、1066カントリー

14世紀後半に建てられたボディアム城 1066カントリーは英国南部、イーストサセックス州の沿岸を中心に位置しており、1066年に起きた「ヘイスティングスの戦い」で名高い。アングロサクソン系の王に支配されていた英国だが、この戦いでイングランド王はハロルド2世がノルマンディー公ギヨーム2世に敗れ、ノルマン朝が開かれた。これにより英国の歴史の流れは劇的に変わり、文化や言語に大きな変化がもたらされた。

 現代の英国ができあがるきっかけとなったこの戦いは、まず6000人からなるノルマンディー軍がイギリス海峡に面した漁村ヘイスティングスから上陸したことに始まる。実際に戦闘が繰り広げられたのはその少し内陸のとある丘で、この丘は「バトル」と名付けられ、のちに修道院が建てられ小さな町を形成している。これらは英国人にとっては非常に重要な歴史の舞台としてよく知られており、定番の旅先だ。歴史的なトレイルもヘイスティングス観光局がカバーしている。